私が最近見たドラマで こういうセリフが出ました
"これを縁の値と思って, 後で私が大変なことがある時返してください"
この台詞を聞いて多くの考えをするようになりました
韓国人にとって縁とはどんな意味だろうか
お互い知り合いの理由として、
後で私が大変なことがある時に助けてほしいと言えるし、
その話を聞いた相手は縁の値を納得しながら
「OK、あなたが大変なことがある時に助けてあげる」と言うのが
どうして当然な流れなのか
ドラマの状況は職場の先輩と後輩のセリフで、
後輩が会社を辞める際に先輩に頼むシーンでした
これから見られないかも知れない状況かも知れないのに縁の値打ちなんて
ある意味「何言ってるんだ?」と聞こえるかもしれません
しかし、縁を重要視する社会では決して軽い意味ではない事もあります
(韓国のように日本も似たような文化かもしれないですね)
日本では縁という表現をよく使うようですが
(それともごめんなさい٩(๑˃̵ᴗ˂̵)و/ / /)
韓国では「인연(因緣)」という単語をよく使います
袖振り合うも多生の縁って表現、日本でも使いますよね
韓国でも使う表現ですが、 仏教で出た表現だそうです
韓国では"옷깃만 스쳐도 인연"だと言います
袖振り合うも多生の縁とほぼ同じ意味です
他生之緣という四字熟語から来た 表現だそうです
お互いに知り合ったら
とても大切な縁という意味で使われているようです
70億の人口でお互い縁がある場合はとても希薄なので
お互いが知るようになったのはやっぱり運命ですね
その意味で70億からこの文章を読んでいる皆さんと、
私が知り合えたことも大きな縁ですね
これに関する話で
韓国では良い意味か良くない意味で 学縁/地緣/血縁というキーワードがあります
つまり、同じ学校の出身者にとてつもない親しみを感じて
同じ地域の出身者にも大きな絆を感じ、
最後に血がつながっている間なら ゲームオーバーですよね
以前ユーチューブで購読者の方と会話をしていたことを思い出しました
韓国は"私たち"という文化が強いです
韓国という国も、韓国人は無意識に「우리나라(ウリナラ/うちの国/我が国)」と呼ぶ場合が多いです
自国に特に愛情が強いからかもしれないけど、
ただ幼い頃からそう呼ぶから慣れた感じ?ㅋㅋㅋ
絆が強いというか?
韓国の方々は所属感をとても重要に考えていると思います
他の地域で出身地が同じ人に会うとすぐに第2の家族や親戚のように喜びますね
これが、一般人には本当に良い情の文化なのに、
実際権力を持った人には良くない文化になるのです
それでさっき良し悪しもあると言ったんですよ
大学に行けば各地域出身同士で集まって作ったサークルみたいなのもあるんですよ
例えば、釜山出身の集まり/大邱出身の集まりなどがあります
大学だけでなく、他の地域に引っ越せば、
その地域には必ず慶尚道/忠清道出身の人々の集まりなどが地域別にあります
遠い昔に集姓村(同じ名字たちが集まって住む村)があって
同じ地域出身者たちに遠い親戚のような感情を感じているのかは分かりませんが、
それはすごく遠い昔の話です
最近までもそのような文化がなぜ続いているのか分かりません
就職や社会活動に悪い影響を与えるからこういう縁を無くそう!する動きが前から強いけど、
正直一瞬にして なくなることは簡単ではないです
同じ地域の出身や知り合いの知り合いなら利得を与えるような悪い点があるが
こんなことを縁だと思って厳しい環境に置かれた人を助ける良い影響もあるからです
たとえば、この間に韓国のあるアパートの警備員の方が癌にかかってしまい、
やむなく警備員の仕事を辞めることになりました
その知らせを聞いたそのアパートの住民は、知らせを伝えながら警備員の完治を願って募金しました
癌治療はたくさんのお金がかかるので金銭的な心配をせずに熱心に治療に臨んでほしいからです
そして警備員の分の空席、住民の方が代わりになりました
住民の方から、自主的に警備員の仕事にかわって、
一日も早く手術をして治療をして、席に戻ってくるよう頼まれました
何人かの住民の方が順番を決めて分別収集業務の仕事もしてパトロールをし、
警備員の方の仕事を担当しました
全てあの方が元気に帰ってくるようにという気持ちででした
集まった病院費と住民の皆さんの知らせを聞いた警備員さんは、
結局感動の涙を流しました
このすべては上述した地緣の力でしょう
通りすがりの知らない人だったら残念に思うかもしれませんが、
私の知り合いの話になったら、それは全然違う話になりますね
辛さは分けてこそ弱くなるという 言葉があるじゃないですか
その方が私の家族だと思って助けるようになるのです
血縁というものは、説明しなくても多くの方が理解してくださると思いますし、
学縁の場合もそうです
同じ学校の出身だという事実を聞くと韓国の方々は内心で
ほとんど私の遠い親戚のような感情を感じるんですよ
(もちろん、全く感情がわかない方も いらっしゃると思いますが)
これは私の話ですが、数ヶ月前に食堂で食事をしていました
近くのテーブルで20代?30代の男性の方たちがバンタンの話を しているんですよ
不慣れな感じで、私も知らないうちに 集中して話を聞いたんですけど
(人の話盗み聞きしてはいけないということがわかるが、
隣のテーブルの話なのでとてもよく聞こえましたㅋㅋㅋ)
誰がずっとホソクをホビ! こうやって身近に話すんです
男性が芸能人の男性を身近に、しかも愛称みたいなもので呼ぶのは
韓国では珍しいことなので、自分も知らないうちに集中しました
案の定, お連れ様がその方にお前はどうしてJ-HOPEをホビと呼ぶんだ?と質問して
その方はすぐにお答えしました 「ホビが僕と同じ高校出身だ」
私はそれを聞いてすぐ納得してしまいましたㅋㅋㅋ
全然知らないんですけど、同じ学校の出身だって人よりは何か親密な仲みたいな感じがするんです
これがまさに学縁ということでしょう?
これもここ数十年、韓国社会では悪いことに悪用されているのに、
実際悪い人達が悪用しなければ決して悪くない文化なのです
制服を譲るイベントというのがあります
日本にもいるかもしれないけど
自分が見るには捨てがたい新しい制服は後輩学生たちのために学校に寄贈して卒業するのです
日本は制服があまりタイトじゃないから無理がないかもしれませんが、
韓国の制服はちょっとフィットがタイトじゃないですか
ですから成長期の子供たちには制服のズボンは頻繁に新しいものと交換したり、
シャツやジャケットも頻繁に交換したりすることが多いです
制服がまた高いじゃないですか 1年着てしまうのはもったいないですよね
私も卒業する時制服全部を学校に寄贈して来ました
全部変えてから1年も経ってない新品みたいなものでしたから
最近は制服を購入する費用も国が支援していて、
以前のように数万円の制服代がかかるわけではないので
大丈夫かもしれませんが、
私が幼い頃は特にみんな他の学校に子供たち数人を入学させることには
お金がたくさんかかりました
制服分かち合いイベントも学校を愛し、新入生になる未来の後輩を愛し、
学校に通っている後輩を愛する気持ちで行われるイベントですよね?
私が学校に通っていた時、卒業が近づいてきた時に
先生が制服を寄贈する気のある学生がいるかアンケート調査をした記憶があります
「私のはきたないから、申し訳ないからやらない」と答えた子供たちと、
「私の制服は新しく買ったばかりなので寄付するわ」こう答えた子供たちもいました
縁というものは大したものではないと思います
よく分からない人のことなら気にしないかもしれませんが、
自分の視野で私にできることがあれば、
他人を助けて生きることがまさに因縁の理由ではないでしょうか
実は地縁、学縁、血縁というものが最初は良い文化だったのですが、
それを悪用する人達によってもしかしたら最近は惡い認識に変わってしまったのかも知れませんね
しかし、多くの方々がいい点をもっと強調して、
いい文化として続けていけたらと思います
70億の人口という地球で、本当に襟をかすめる縁になったのは運命じゃないですか
互いに大変なことは、助けて生きることが、明日が今日よりもより希望を持てる理由だと思います
皆さんの理解のためにコメント部分に書かれているのは
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です(✿ >︡ . <︠ )
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